バッテリーの価格高騰の原因は

バッテリーの価格高騰の原因は

バッテリーの価格はここ数年の間でかなり上昇しています。これは基本的に原材料の鉛の高騰によるものです。

鉛は現在自動車用バッテリーに使われるものが消費の中心で、自動車用バッテリーは基本的にリサイクルされ、再び鉛のインゴットになります。

つまり国内でリサイクルが有効にできていれば、国外からの輸入は少量ですみ、価格は安定したものになるはずなのですが、それがうまくできなくなっているのです。

そもそもは日本の廃バッテリーの価格が安かったことが始まりでした。つまり鉛の価格に対して安かったのです。

国内でリサイクルするに必要な費用を考えるとそう高くは買い取れないかもしれませんが、安い値段であることからそれを輸出する業者ができたのです。

大量に廃バッテリーを輸出し海外でリサイクルする結果として海外から鉛を輸入せざる得なくなって鉛の価格が高騰したのです。したがってバッテリーも高騰しました。

それを補うために安い海外製品の輸入も増えました。それらの原料になっているのは国内の廃バッテリーです。

なぜなら鉛鉱石から鉛を作るの違って、リサイクルで鉛を取り出すのは、安全性を軽視すれば非常に簡単なことで、安くできるからなのです。